半日常

原発からは大体、200km。電気、ガス、水道に問題はなく
日常生活に支障を来すことはない。
計画停電が行われていたとはいえ、
自宅は一度も停電することはなかった。

仕事柄、停電の影響は受けにくく、影響があったといえば
地震の翌日に発生した電車の運休や、ガソリン不足くらいで
現在はほぼいつも通りの生活である。

しかし、200km先で一万人以上が犠牲になった事実があり、
実態がよくわからない放射線が漏れ続けていることは
気にならないと言えば嘘になる。

被災地のような非日常ではないけれど、
原発からある程度離れていて
余震があれば少しは揺れるこの場所も
以前の日常とはまた少し異なっている。

今年の春は気づいたときには
すでに桜が咲いていた。